学生主体の大学スポーツ運営をともに考えるKCAA「ガバナンス・ワークショップ」開催報告
- 3月3日
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2026年2月20日(金)、立命館大学いばらきキャンパスにて、一般社団法人大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA)主催「ガバナンス・ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、「学生の主体性を発揮した大学スポーツ・体育会運営のあり方」をテーマに、関西圏9大学の学生や教職員、大学スポーツ関係者など約25名が参加し、各大学の現状や課題、今後の展望について共有・議論する場として実施されました。
大学スポーツを取り巻く環境が変化する中で、学生主体の運営をいかに持続可能な形で実現していくか。本ワークショップは、その本質的な問いに向き合う機会となりました。

■ 事例発表 ― 各大学の実践から得られた示唆
前半では、
・関西大学 体育会本部2026年本部長 宮本陽大さん
・大阪学院大学 学生自治会「学友会」 宮川善仁さん
より、それぞれの大学における組織運営の取り組みが紹介されました。
大学スポーツ運営の一端を担う学生主体の組織の機能、大学当局との連携体制など、同じ「学生主体組織」であっても、その運営形態や課題は大学ごとに異なります。発表後の質疑応答では、運営体制の工夫や組織づくりの難しさ、学生の巻き込み方などについて活発な意見交換が行われました。他大学の実践に直接触れる機会は、参加者にとって大きな刺激となりました。
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■ 現状共有と課題の可視化 ― 様々な大学からの率直な声
後半は、参加者による現状報告とディスカッションを実施しました。
各大学からは、
・ 本部役員の兼任による負担増大
・ 組織に参加する学生のモチベーションの維持・継承の難しさ
・ 情報発信が一方向になりがちな課題
・組織名称と実態の再検討
・OB・OGとの連携強化の可能性
など、率直な課題認識が共有されました。
一方で、
・マネジメント専任役職の設置構想
・文化系団体との横断的連携
・学生の帰属意識を高める仕組みづくり
・全学生を対象としたスポーツマネジメント人材の発掘
といった前向きな提案も多数示されました。
大学間で状況は異なりますが、「特定の個人の熱意だけに依存しない組織運営の構築」という共通課題が浮き彫りとなりました。
■ ガバナンスの本質 ― 主体性を育てる仕組みづくり
講評(KCAA役員 岡本大典氏・冨田英司氏)では、学生主体の活動を持続可能にするための重要な視点が示されました。
・大学が保持すべき権限と学生に委ねる領域の整理
・キャリア形成や帰属意識といった動機づけの視点
・主体性を支える制度設計の重要性
ガバナンスとは単なる統制ではなく、学生が自ら考え、行動し、組織をより良くしていくための「仕組みづくり」であるという認識が共有されました。
■ 大学スポーツの可能性 ― 組織運営を通じた成長の場へ
今回の議論を通じて改めて確認されたのは、大学スポーツが持つ教育的・社会的可能性です。
・競技活動の成果だけでなく組織マネジメント能力の育成
・大学への帰属意識の醸成
・地域・社会との接点づくり
・卒業後も大学に関わり続けるネットワークの形成
といった価値を生み出す場として、大学スポーツは大きな役割を担っています。
その可能性を現実のものとするためには、学生主体の組織運営を支えるガバナンスの整備も不可欠です。
■ 今後に向けて ― KCAAの伴走支援
関西における大学スポーツのガバナンス向上と、学生主体の持続可能な組織づくりに向け、KCAAは引き続き連携のハブとしての役割を果たしていきます。
KCAAは今後も、
・セミナー・報告会の実施
・大学間の横断的な対話機会の創出
を通じて、各大学の取り組みに伴走してまいります。


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